3打ロープのバックスプライス加工です。逆さつまということもあります。画像では親綱用ロープでの説明になります。
ついでに、親綱(おやづな)とは、建築現場での高所作業時に安全帯をかけるために設置するロープです。安全対策としてその親綱を張る際に、弛(たる)ませることなく張るための器具を緊張器といい、緊張器に通したときの端末にバックスプライス加工を施します。
バラします。
どこからでもいいのですが、1ストランドを左隣の上に乗せる用に曲げます。
先程の左隣の乗せられたストランドを最初に曲げたストランドに被せるように折り曲げます。すると穴が現れます。
その穴に最後のストランドを通します。
通したストランドを締めます。
残りのストランドも均等に締めます。
あとはサツマ加工同様に差し込み、端末処理します。
このような状態で、親綱緊張器として使われています。
ロープメーカー様取引先企業様との兼ね合いもあり、なかなか画像として出せないものが多いですが、すこしずつ繊維ロープの魅力や、使われ方などを紹介できたらと思います。