3打ちロープのアイスプライス加工です。
基本中の基本となりますが、3打のスプライスを綺麗に仕上げるのは結構難しいと思います。今回使用するロープは26ミリです。
画像のようにバラした真ん中のストランドが真上に来るようにアイを作ります。
しっかり左手でバラけないように押さえながら水平にスパイキで穴を開けます。
真ん中のストランドを入れます。
根本まで入れます。
最初の入れたストランドの出口を上に向けて(右にひねります)、そこにスパイキで穴を開けます。
ストランドのヤーンの乱れは、慣れるまではうまくいかないと思いますので何度も練習あるのみです。
こんな感じになります。
最後の1ストランドですが、画像3連発でいきますね。まずこのように穴を開けますが、それほど奥まで開けなくて良いです。
ここでクイッと
スパイキを手前に送ります。
3本のストランドをアイの部分に影響のない力加減で均等に締めます。続いて2回目です。1回目の最後に入れた箇所の次の溝をターゲットにします。どこからでも良いっていえば良いのですが、かなり硬いロープになってくるとここをターゲットにすると仕上がりが良くなります(私だけかもしれませんが経験則上そうなんです)
こんな感じです。
あとは同じことの繰り返しです。ある程度の硬さがあるロープならば3回も入れれば良いですが、まだ不慣れな場合や、撚りが甘い(柔らかい)場合は4回さしてください。
差し込んだ部分が捻じれたように見えてしまうのはあまりよろしくないです。しかしこれがなかなか難しく、熟練とセンスだと思います。
おまけ動画
3つ打ちロープ アイスプライス加工 テトロン22ミリ
もう少し太い3つ打ちのアイスプライス加工風景
今回はこのへんで。
ロープメーカー様取引先企業様との兼ね合いもあり、なかなか画像として出せないものが多いですが、すこしずつ繊維ロープの魅力や、使われ方などを紹介できたらと思います。