もくし(頭絡)作成における三つ編み手順

ロープワーク

先日ロープメーカーさんから「もくしできますか?」と電話で問い合わせがありました。

何を言っているのかわからなかったので、聞きなおしましたところ、牛の頭につけて誘導する編み込まれたロープのことを指すらしく、ぼくにとってはサンプルなり写真さえ見れば可能であることを伝えました。

口頭でサイズ感などを聞き、試作を作り見せ、本サンプルを作成しました。

要した時間は5分ほどでした。

しかしながら、この加工における工賃は僕では高くつくと判断しています。

おそらく時間あたり10~20は作成しないと採算が取れない引き合いになると推測できます。内職業務となりますので、これを下請けさんを探し修得させる手間がかかります。

とりあえずは加工することは可能。しかしながら僕の工賃要望では需要先には納得されないと伝えてあります。

さて、作ってみて感じたのが、ネットの情報では少しわかりにくいということでした。

最初の基本となる「三つ編み」ここでつまづく人が結構いるんだろうなあ。というのが最初に感じたことです。

というわけで、「三つ編み」だけに特化して、僕なりの手順を紹介したいと思います。

まずは、このように1本のロープを半分に折り二重にします。

このように、下から上へ、二本一緒に円を描きます。ジェットコースターみたいに。

円を描いたところの一番右側の1本。下よりずるずると引き抜いていきます。

ある程度の長さまで出したら、次は引き出してなかった側(右側)に注目します。分かりやすいように色をつけました。

色の付いたほうを、全てを包み込むように右から、下をくぐらせます。ここが一番間違えやすいところなので、よく観察してください。

赤い部分を間から引き出します。

赤い部分をそのまま左手の親指のところの円に入れます。

満遍なく引っ張りバランスとれたら完成です。

ロープワークの中でも、簡単なほうなので、チャレンジしてみてください。

https://www.youtube.com/channel/UCtYqUFpKkEp2rAe6oeHYBMQ

不定期ですが、主に繊維ロープ加工についての動画を投稿していたりします。

お暇があればご覧ください。youtube初心者ですので、ロープ以外の趣味動画もありますがご容赦ください。